〈災害による断水〉

*地震、台風による水道管の断裂

 

水道管は地中に埋められており、地震による地面の揺れで綱手部分が外れるなどして破損することがあります。
水道管が破損すると地上に水が噴出します。また、地震による津波で家が流され、住宅と水道管の接続部分が壊れることによっても断水が起こります。

 


 

*老朽化による水道管の断裂

 

水道管の法定耐用年数は40年です。高度経済成長期に整備されて以降更新されず、新耐震基準を満たしていない水道施設も多くあります。地下にある水道管が経年劣化で破損すると、漏水が起きます。漏水によって水圧の低下や、道路の陥没などにつながることもあり、緊急断水が行われるケースがあります。

 


 

*停電による送水の停止

水道の蛇口まで水を送るためには、電力が必要です。そのため停電になると、送水できなくなり断水します。

最近では、停電時も送水できるような発電機を備えているところもあります。

 

*凍結による水道管の断裂

水道管が凍結し破裂すると、水漏れなどが起きます。水道管の凍結による断水は、外気温がマイナス4度を下回る時や長期間水道を使用しない場合に起こりやすいです。凍結防止ヒーターや水道管を保温材で包むなどの防止法があります。